編集 映像編
撮影も無事終了したら次は仕上げの編集業務を行っていきます。編集業務をするにはまずパソコンに撮影した素材を取り込んでいきます。取り込んだ素材が最初から最後まで全部入っているか必ず確認して下さい。たまにですが、映像の最初と最後だけ取り込まれていて、真ん中の部分がすっぽりぬけて無くなっていることがあります。後で気づいては時間の無駄になってしまいますよね。ここでは映像の編集のポイントや注意点などを紹介していきますので参考にしてみて下さいね。
めりはりのついた編集
映像を編集でつないでいくには、めりはりのついた編集をこころがけることが必用です。例えばですが、ずっと全体の引きの画ばかりだとつまらないですよね。引きを使ったなら、次はバストアップ、などというように映像自体にめりはりをつけていきます。いくつか例を出していきますと、指輪交換の場合だったら、引き、指輪アップ、表情、というように自然な流れを作ります。OFFショットの場合でしたら、2人の引き、新郎アップ、新婦アップ、というように幸せが伝わるように編集する。見ていて飽きないようにすることが大切ですね。
動画ばかりつながない
映像ですのでパンやチルドなどをたくさん使いたくなる気持ちは分かりますが、パンのあとにチルドをつないでは、せわしい映像になってしまい見ている側が疲れてしまいます。ですので、動画のカットを入れた場合は次のカットはなるべくFIXがいいですね。ただし動画同士をつないでも違和感が無い場合は全く問題ありませんよ。あくまでも動画ばかりつながない。ですので数箇所位は違和感がなければいいと思います。
黒が入っていないか気をつける
映像というものは1秒=30フレームです。ここで編集の時にうまく映像同士がつながっていないと、1フレームだけ黒が入ることがあります。慣れていればこのような現象が起きることはほとんどありませんが、編集をし始めた頃は必ず一度はする失敗です。黒が入っているということは、その部分の映像と映像がしっかりつながっていないということですので、もう一度つなぎ直せば、必ず黒はなくなります。これでもなくならない場合は、どちらかの映像の「のり代」が足りていないということですので、秒数が足りているか確認し、足りていない場合は足りるように少しずらしてその映像を使って下さい。
映像ノイズ
映像ノイズが入ることがたまにあります。素材そのもに映像ノイズが収録されている場合と、パソコンに取り込む時に映像ノイズが発生する場合と、大きく分けると2種類になります。素材そのもに映像ノイズが収録されている場合は、機材のメンテナンスを怠っているか、機材の調子が悪いかの2種類しか考えられません。もしメンテナンスを毎日行っていて映像ノイズが収録された場合は、すぐにそのカメラは修理に出す方がいいですね。メンテナンスを怠っていた場合はカメラのヘッド内をクリーニングすればほとんど解消することができます。映像ノイズの場合は、そのカットを編集で使用することができません。どうしても必用なカットの場合は、ノイズの手前までを使用します。おそらく秒数が足りないと思いますので、このような時はスローをかけてごまかして下さいね。
pickup
Last update:2018/5/1